～途中で断念しました…かなり面倒です～

平成16年6月1日からいよいよ東京国税局でも電子申告がスタートしました。世はまさに電子申告！というわけで、お客様にお勧めする前に自社で実践すべく電子申告にチャレンジしました。

結論からいいますと、今回は時間がなかったこともあり、あまりの面倒さに途中で断念しました。こんな制度で本当に世の中に広まるのでしょうか？主な不満点は次の通りです。

・電子署名に使用する電子証明書を法務局に発行申請する際に、商号等を記録したフロッピーディスクを提出する必要があります。このフロッピーディスクを作成するためには対応ソフトウェアを別途購入する必要があります。
・電子申告開始届出書を提出してから申告するために必要な「e-TAXソフト」が送られてくるまでに1か月（最長2か月）もかかります。
・「e-TAXソフト」の自動計算機能は市販の申告書ソフトと比較すればお粗末です。
・「e-TAXソフト」の画面切り替えに時間がかかりすぎていらいらします。
・送信不能な添付書類は別途郵送する必要がありますので二度手間です。
・国税は電子申告できても地方税が対応していないので別途地方税申告書の郵送手続きをする必要があります。

といった具合にデメリットだらけですから電子申告控除等の特典を設けないとなかなか利用者は増えないと思います。とは言え、徐々に改善されていつかは電子申告主流の時代が来るのでしょう。これに懲りずにいろいろとチャレンジしてまたご報告します。

2004年10月4日（担当：平野和俊）